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9つのセンター:Nine Body Centers

9つのセンター Nine Body Centers

ノーブルサイエンスで提供するチャートは『出生の前後3ヶ月(全6ヶ月)』の間にエネルギーセンターがどのようにアクティヴになったかを記録しています。どのタイミングでエネルギーセンターにエネルギーが流れ込んでいるのかを見るのは非常に重要となりますので、この9つのセンターはチャートを見るにおいてとても大切なものです。

それぞれのエネルギーセンターはその人の経験という現象におけるエネルギー的流れや、その人の特性を表しています。
ぱっと見る限りでは、ヒンズーチャクラシステムにおける7つのセンター(チャクラ)に対応しているのが分かります。さらに主要な2つが加わり(一つのチャクラを二分した様な見方もできる)全部で9つのセンターとなります。

◆はじめに

ノーブルサイエンスにおいて、チャートを見るときはどのセンターも誕生前後6ヶ月間の間に定義された全てのレイヤーのすべてのチャートを観察(32種類)する事が重要です。*一人の人間をたった一枚のチャートだけで全てを表しているわけではありません。
出生前3ヶ月で定義されたセンターが出生後3ヶ月では未定義に切り替わることがあります。
このように定義の変化とそのパターンに注意する事で、分析される個人、あるいは月、日、のエネルギーの流れを読み取り、深い理解を得る事が出来ます。センターが定義される時、それがどのレイヤー(メンタルレイヤー、スピリチュアルレイヤー、エモーショナルレイヤー、バイオロジカルレイヤー)で起きているのかを見ていく事で、全体にどのように影響をもたらしているのかを読み取っていく事が出来ます。

この9つのセンターは大きく分けて以下の様に振り分けられます。

●気付きのセンター
*アジナセンター
*脾臓センター
*太陽神経叢センター(モーターセンターとしても稼働)

●モーターのセンター
*太陽神経叢センター(気付きのセンターとしても稼働)
*仙骨センター
*ルートセンター(プレッシャーセンターとしても稼働)
*心臓センター

●プレッシャー(燃焼)センター
*ルートセンター(モーターセンターとしても稼働)
*クラウン(ヘッド)センター

●その他のセンター
*喉のセンター
*セルフ(G)センター

それでは9つのセンターそれぞれの詳細を見ていきましょう。

◆9つのセンター

●クラウン(ヘッド)センター
クラウン(ヘッド)センターはインスピレーションを受け取るセンターであり、物事を理解し概念化する為の燃料あるいはプレッシャーを発動しているセンターです。 ここはメンタルの活動が始まる所であり、ここではまだ概念化されていない漠然とした情報が渦巻くセンターとも言えます。 3つの方法でこのクラウンセンターはエネルギーを動かします。それはサイクル、パルス(脈の様な)、そして継続的集中の3つの方法です。

エネルギーの流れがそれぞれ個人によってどのように処理され、知覚され、フィルターにかけられるのかを決定するのがこの3つのうちのいずれか、あるいは複数という手段になっており、これはエネルギーを活性化し、行動へと駆り立てるルートセンターにも言える事です。つまりこの2つのセンターは上と下。対になって働いています。

ノーブルサイエンスのチャートにおいて、クラウンセンターが定義(色の付いた状態)である場合、ある特定の方法で何かを掴み、理解しようとするメンタルプレッシャーを感じやすいといえます。 したがって、クラウンセンターに色がついている場合は、答えを求めるという衝動が強く、それが個人を動かします。 クラウンセンターに色がついていない場合は様々な方法のフィルターによってインスピレーションを感じます。つまり、答えを出すよりも質問、疑問が遥かに湧きやすいとも言えます。

●アジナセンター
アジナセンターは認識した情報を概念化する非常に重要なハブとして機能しています。私達が物事に意味をなそう、あるいは意味を探ろうとする人間特有の作動によって、アジナセンターは概念を地に着いたものへとしていきます。アジナセンターに関係するのは視床下部、下垂体と自律神経構造です。 アジナセンタークラウンセンターと共に機能する事で私達が情報を解釈するのを助けています。

私達はしばしばこのセンターに基づいて決定を下します。アジナセンターが気付きにおける最適な機能をするには、仙骨センターと連動して、仙骨センターの発動する「腑に落ちる感覚」からそれを解釈する様にアジナセンターが働く流れです。 ここは本能からの純粋な情報(腑に落ちる感覚)をより高いオクターブ認識情報に変換するユニークな能力があり、それは微細かつより深い情報であり、それに意味、意義を与えるセンターといえます。 アジナセンターは人間と他の生物を区別する1つの働きをしており、3つの気付きのセンターの一つです。

●喉センター
喉のセンターは定義された(色がついた)場合、言葉や行動による自己表現や具現化を容易にします。このセンターは誰かとコミュニケーションをする方法であると同時に、5つのタイプそれぞれにおける物事への決断を下す場合に重要なセンターでもあります。
全てのセンターの中でももっとも多くのエネルギーの流れを受け、発信するセンターです。

喉のセンターは生まれながらにして定義されている以外に、人間関係や惑星シフトによって直接または間接的に定義され、モーターのセンターのいずれに繋がる時、それはマニフェスター(5つのタイプの一つ)タイプをクリエイトします。 喉のセンター仙骨のセンターと直接エネルギー的接続が起きた場合、それは5つのタイプの内のマニフェスティング・ジェネレーターとなります。
生まれながらにして定義されている、あるいは惑星シフトや人間関係によって、このようなタイプになった場合、いろいろな物事を引き起こしていく事ができるでしょう。 たとえ多次元層における表層のレイヤーがそうでなかったとしても、他の多次元レイヤーがそうであったり、あるいは重なる事でこのようなタイプになることもあります。

喉のセンターは人が話したり行動したりする事に関係する、非常に複雑で強力な決断具現化センターです。

●セルフ(G)センター
セルフ(G)センターは私達のアイデンティティのコアであり、時間や空間を通して私達を惹き付け合う磁石の様なフィールドを持っているセンターです。ここには8つのゲート(数字)が並んでいて、その並びがアルファベットのGに見える事からGセンターとも言われます。
この8つのゲートは人が自分の人生に自分自身を適応させる方法や役割、見解といったものに関係しています。

それぞれ易経の卦の下卦が異なったゲートを持っており、上卦は2種類のみで表されています。このセンターにおける易経の卦は主に8つの異なったアストロジカルサイン(占星術における星座)があり、人生においての方向性や役割、動向といった事柄を示します。
例として、ゲート1は易経の卦の陽(天/天:『創造的』)、蠍座に関係し、ゲート2は陰(地/地:『受容的』)で牡牛座に関係します。

定義されたセルフ(G)センターは定義されていないセルフ(G)センターの人よりは自己認識の感覚があると言えます。かといって定義されていないセルフセンターの人に自己が無いのではなく、自己認識の感覚が分かりづらいといえます。この定義、未定義同士は磁石の様に強く惹き付け合う性質を持っており、関係によって起きる学びや気付きを経て獲得するそれぞれのテーマや方向性を表します。

●仙骨センター
このセンターは私達の中の主要なエネルギー源であり、人生そのものに権限を発動するセンターです。また、このセンターは種の保存、つまり遺伝子の命令を発生させ、親密さや養護するといった事柄にも関係します。
クンダリーニエネルギーとして知られる生命エネルギーを含み、それは生存をサポートする為に発動します。
また、私達の知性が本能を開始約する認識理解構造として、知性と対話するセンターです。
仙骨センターアジナセンターと連動して純粋な本能的「はらわたの感覚」を調整して情報認識へと変化させていきます。
ここは地球上で生きている人間一人一人がユニークに統合していく力の器とも言えるでしょう。

私達は本能的な「はらわたの感覚」を感じ、色々な事に対して本能的に反応をします。それは外部刺激に対して内部が反応しているということです。定義された仙骨センターはその「はらわたの感覚」を感じやすいと言えます。また未定義の仙骨センターは、このユニークな本能的感覚をクリアに感じ取るのには、定義された誰かのエネルギーが入るか、あるいは惑星シフトによって定義されるといったように、若干時間がかかるかもしれません。

●ルートセンター
rootルートセンターはモーターであり、ガソリンタンクのようなセンターで、エネルギーそのものを活性化します。ここは動きのエネルギーを処理し、その結果あなたは体が行動を起こせというプレッシャーを感じるという流れが起きます。
エネルギーがそれぞれ処理されていくのはクラウンセンターと同じく、周期的であるか、脈動しているか、継続的な集中であるかの3つになります。 いずれも集中することには変わりないのですが、簡単に説明するならば、周期的:一つの作業が終わるまでの集中。脈動的:集中したりしなかったりがランダム。継続的な集中:終わるタイミングを計れない。といった感じでしょうか。

このセンターが定義されている場合、何かにとりかかるための動機の圧力を感じやすいかもしれません。未定義の場合、外部条件が引き金とならない限りはやる気が起きにくいかもしれません。 ルートセンターは全ての活動に関係していて、私達の人生における不可欠な「意欲的」あるいは「興奮」に関係します。またこのセンターは私達をグラウンディングさせるエネルギーセンターでもあります。
例としては52番ゲートが易経の山/山:不動であり、蟹座に関係します。 58番ゲートは湖/湖:喜びであり、山羊座に関係します。

●脾臓センター
脾臓センターは外部状況認識してそれが危険であった場合、内部で注意を喚起し、体を守ろうとするアラート機能を備えた本能的な認識のセンターとして作動しています。 脾臓センターは気付きのセンターの一つであり、それは、(感情/本能・心理/心)と(身体/本能・心理/心)の二つの軸の一つに関係し、脾臓センターは(身体/本能・心理/心)の軸を担っています。気付きはアジナセンター脾臓センター太陽神経叢センターの三つであり、それぞれ仙骨センターが仲介役となっています。それは本能と認識力のバランスが健康に影響していると表しています。これら気付きのセンターが統合されると健康も最適化されていきます。

定義された脾臓センターは瞬間瞬間の状況に応じての自然発生的な反応をより信頼できる情報として本能が伝えるため、比較的健康でいる人が多いと言えます。逆を言えば、倒れるまで無理の利くタイプが統計的には多いです。
一方未定義の脾臓センターの場合、周囲の状況に敏感であり、他の人の健康状態の影響を受けやすい傾向があります。これは未定義の太陽神経叢センターが人の感情を拾いやすい(感情移入しやすい)のと似ています。

●太陽神経叢センター
太陽神経叢センターは波あるいは周期性のあるパターンのエネルギーで、認識と運動中枢の両方を活性化します。またここは感情や気持ちのセンターであり、(感情/本能・心理/心)の軸を形成しています。脾臓センターの担う(身体/本能・心理/心)軸が本能と認識力のバランスに関係するのに対し、こちらは気持ち、すなわち感情にと認識力のバランスに関係します。この軸のバランスが取れると感情のバランスが取れるということです。そして最適な表現として具現化されていきます。

全ての人々に総じて大きな影響を与える太陽神経叢センター(感情のセンター)は人間が意識を持つのと同様に人間の本質的なものです。

定義された太陽神経叢センターは感情的なサイクルや気持ちの強弱が生理的に強い傾向があります。未定義の太陽神経叢センターは自分の感情を認識するのが難しかったり、他者の感情の影響を受けやすい傾向があります。
このセンターのゲートは6以外すべて易経の下卦が同じで、水瓶座に関係します。

●心臓センター
心臓センターは動機付けと動作に関して強いエネルギーセンターであり、仙骨センターと直接的繋がりを全くもっていません。
主に生体の化学反応や自律神経系を通して生物学的機能の橋渡しをしているセンターです。意識的な変化にアクセスする手段を有していますが、それはほとんどの人が生物学的レベルやどんなレベルの認識下においてもたいてい自動的に作動しています。
ここはエゴと意志とパワーを表すセンターでもあります。 自分と人に対してのコントロールを与える機能をもっている他、呼吸を介して酸素を送り込んだり、心臓そのものにも関係します。 心臓センターが定義されている場合、采配を振るって人や自分のために手段や資源を管理する意志が強いかもしれません。またここは約束(他者のみならず自分との約束も含む)にも関係しています。
未定義の場合、約束事に対してプレッシャーを感じやすく、自己価値に関して他者の評価にプレッシャーを感じやすいかもしれません。また内面的資源を使う事は大きなチャレンジとして感じるでしょう。

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